ヤマビル Haemadipsa zeylanica japonica
¥50 税込
SOLD OUT
別途送料がかかります。送料を確認する
¥50,000以上のご注文で国内送料が無料になります。
学名: Haemadipsa zeylanica japonica
ヤマビルは陸に棲むヒルで、吸血性のヒル類としては日本本土では唯一の陸生ヒルである。日本以外では複数の種がある場合もある。なお、より厳密を求めてニホンヤマビルとの和名も提唱されているが、普通はヤマビルと呼ばれることが多く、この項でも以降はそう記す。
山奥の森林に生息するもので、特に湿潤な場所に多いというのが一つの定見であり、深い森と結びつけて恐怖をもって語られることもある。たとえば小説『高野聖』には、「恐ろしい山蛭」が木の上から落ちてくるシーンが描かれている。もともと山奥に生息してシカやイノシシなどの血を吸っていたが、これらの動物が里山に出てくるようになったことで生息地を広げたとされる。
気づかれないうちに血を吸われ、その傷口が吸血性昆虫のそれより大きいこと、本体にぬめりがあることなどから嫌悪感が強く、「人間が最も不快と感じる動物の一つ」との声もある。しかしそれ以上の被害、たとえば寄生虫や病原体の伝搬などは知られていない。
湿度の高い環境で活発になる。乾燥に弱い
人間であれば、その衣服の中に入り込んで吸血することもある。靴下など、目が粗ければ頭をその隙間から突っ込んで吸血する例もある。キャラバンシューズにとりついたものが靴下に潜り込むまで30秒という測定もある。雨の時には活動はさらに活発になり、樹上に登って枝葉の先からぶら下がり、動物のより高いところにもくっついてくる。ビニール製カッパは張り付きやすいため、足下から首まではい上がるのに1分程度とのこと。
吸血の際は、まず先端側の吸盤にある口の中の顎によって皮膚を食い破り、血液凝固を阻害するヒルジンという成分を注入する。約1時間で満腹になるまで吸血するが、その間に水分を排出し、その成分を濃縮する。吸われている側は吸血されていることに気づきにくい。
満腹になると動物からはなれて地上に落ち、落ち葉の下などに隠れる。往々に吸血後に脱皮、産卵する。
傷跡が非常に治りにくいのでお気をつけください。
-
レビュー
(34)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥50 税込
SOLD OUT
